近世における和算界の知識ネットワーク

プロジェクト代表

マーク・チェン(PhD Candidate)ハーバード大学

プロジェクト内容

和算は近世日本独自の数学で、数多く幾何や積分上の研究実績にとどまらず、官僚、町民、農民階級の著しい計算力と金融リテラシーを伸ばした。このプロジェクトは2世紀以上にわたる各和算学派の機構を可視化し、学者の間に行われた交流や論争を整理する。

研究目標

JBDBの整理ツールを活かして、近世の和算界を知識ネットワークとして再現する。数多く和算家の個人経歴を揃え、和算の社会的、知識的、学術的機構のイメージを仕組む。100年超えた和算研究史で生成された大量の史料を踏まえ、よりアクセスされやすい形に整合する。